息を呑むほど。

いつもの配達の道です。

そのいつもの道も、前に比べると、

「いつもの」とは言えないくらいしか、走らなくなっていました。

久々に通る、「いつもの道」は、季節がすっかり変わっていて、

それはそれは、見たこともないような景色になっていました。

それはまさに、

息を呑むほどの。

こんなに全部が??と思う程に、

山の木が全部オレンジ色。

山の表面が、全部がオレンジ色。

近くまで来ると、茶色、赤色、黄色、緑色、

いろんな色が混ざっています。

葉が落ちた柿の木には、寂しそうに残された柿の実。

深い緑色の、細かい葉と一緒に成るのは、真っ赤で小さなまん丸の実。

こちら側の山は燃えそうな程のオレンジ色。

あちら側の山は自信満々に緑の葉を揺らす竹藪。

日本の四季は、ホンマに、

心の底から、素晴らしい。。。

いろいろあるけど、今ここに居る事を幸せに想う。

そんな景色に励まされる久々の「いつもの道」です。。